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クワガタの幼虫の飼い方 ~菌糸ビン編~

昔は、オオクワガタの幼虫の飼育は難しいといわれていました。
朽木マットにカビが生えたり、雑菌の繁殖によって幼虫が病気になったりで成虫になる前に死んでしまうことが多かったのです。
それが、菌糸ビン(菌床ボトル)の登場で格段に飼育が楽になりました。
菌糸ビンの菌種は、オオヒラタケ菌の菌糸ビンが多いようです。
中身:オガ粉がクヌギが70%以上のものが多く、30%がブナ。中には国産生クヌギのみ100%使用とか、ブナ100%というものも。
含水率は50%前後。(天然水使用というところも・・・)
その他に高栄養添加剤や、フスマ、麦芽、トレハロース入りというのもあります。

菌糸ビンのサイズ

クワガタのサイズに合わせて、大きさを選びましょう。
初令は500cc。
定番は850cc。
雄雌がわからない場合は、900cc。
80mmを超える国産のオオクワガタの幼虫なら1200cc。
アジア産の大型のクワガタなら2000cc~3000ccを選びましょう。
幼虫に対して小さい菌糸ビンにすると大きく育たなかったり、菌糸ビンの中でうまく動けず、死んでしまうことも・・・。
迷ったら、少し大きめを選びましょう。

クワガタの産卵から孵化(例:オオクワガタ)

クワガタが産卵、孵化に適した環境を作りましょう。
飼育ケースの底の方には、堅めに発酵マットを敷きます。握った時に水が出ない程度。
ビン底などで上から抑えるとよい。

産卵木(産卵用の朽木)は、クヌギやコナラ、レイシなどの朽木を半日ほど水につけ、2,3時間陰干しします。
表皮を向いて、1~3本入れます。その周りに湿らせた発酵マットを産卵木が見えなくなるまで敷きます。
発酵マットの上には、向いた表皮(樹皮)を敷いておきます。昆虫ゼリーも3,4コおいておきましょう。
底へ交尾の終わったメス1匹だけ入れます。温度変化の少ないくらい場所に保管しましょう。
1か月経過したところでメスの成虫を取り出し、メスだけの飼育ケースでしばらく休ませながら飼育します。
産卵木も取り出し、ビニール袋の中で乾燥しないようにもう1ヶ月温度の安定した場所で待ちます。
もし、卵の状態で産卵木を割ってしまった場合は、産卵木を細くバラバラにして、その上で孵化させます。

朽木マット

産卵木を外側からはがしながら幼虫が確認できたら菌糸ビンに移します。
(2令めまで産卵マットで使った発酵マットの中で飼育した方が死亡率が低いそうです。)
出てきたクワガタの幼虫を1匹ずつ菌糸ビンに移します。

菌糸ビンの準備

購入後、常温ですぐに逆さに向けて保管しましょう。2,3日その状態で放置します。
菌糸ビンの菌が振動や温度変化により、活性化し炭酸ガスを出している可能性があり、その状態で幼虫を投入すると
窒息する可能性があります。
菌糸ビンの中の環境(温度と空気)が落ち着いたところで幼虫を入れましょう。

菌糸ビンへ幼虫の投入方法

菌糸ビンの蓋を取り、まずはスプーンなどを使って表面の被膜を取り除きます。
そして、幼虫がもぐりこみやすいようにまた上に上がってきたときに居場所があるように 大きくスプーンなどで表面に穴を掘ります。
くれぐれも手では開けないように!雑菌が入ってしまいアオカビなどの原因になります。

初令から2令くらいの大きさの時は、ビンと中心の穴との間に穴を掘りそこに幼虫を入れます。(穴がないのもあるそうです。)
中心の穴にはまってしまうと、菌糸の成長の際に巻き込まれる可能性があります。
しばらくすると穴を掘り中へと潜っていきます。体がすっぽり菌糸の中に入ったところでビンの蓋をします。
2ヶ月を過ぎたころから、食痕が見え始めたりします。見えない場合でももう1ヶ月我慢しましょう。
3ヶ月過ぎても、食痕がない場合は死んでしまっている可能性がありますので、開けて確認っしてください。

菌糸ビンの交換時期は、食痕が70%ほどになった時期です。
大きくなった幼虫の場合は、幼虫の大きさに合わせて大きめの穴をけましょう。
上に上がってきたときにふたとの間に空間がないと苦しくなってしまいます。

菌糸ビンの保管場所

保管は、18度~23度ぐらいの日光の当たらないところに置きましょう。
菌糸は高い温度に弱いため、温度の高いところにはおかないようにしましょう。
また、低すぎても幼虫が死んでしまうこともあるため、冬場は0度以下にならない場所に置きましょう。
家は、部屋の中に保管していましたが、雪の降った時にうっかりしており、部屋の中でも0度以下だったようで多くが死んでしまいました。
その時の一つオオクワの菌糸ビンです。

オオクワガタの菌糸瓶

菌糸ビンのおまけ

因みに、放置しておいた菌糸ビンから、近所のスーパーでは見かけない大きなヒラタケっぽいキノコが生えてきました。
立派でおいしそうなきのこでしたっが、クワガタ用に買った菌糸ビンで、誰も食べるといわなかったため、捨ててしまいました。
本当は食べてもおいしかったのかも?



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