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ドジョウの飼い方

僕らが子どものころ、ザリガニやカエル、メダカやドジョウをとっていた小川(実際には小さな用水路)は蓋をされてしまって、道路の一部と化し、かつての面影はありません。今では多くの生物は姿を消してしまいました。

でも数少ない生き残りがドジョウです。ドジョウは厳しい環境でも生き抜くことができるようで、毎年梅雨ごろから夏になると小川から田んぼに取水する細い水路で見ることができます。

ドジョウの飼育

これが我が家近くの小さな用水路で見つけたドジョウです。見つけた時は体長5センチほどですからまだ若いドジョウだと思います。でも今や15年以上生きています。

ドジョウの飼い方

ドジョウは自然界では水底の泥の中に潜って暮らしています。ドジョウを飼うのに自然界の様子を再現したければ水槽の底に泥を5センチくらい入れてやりましょう。観賞用なら泥の代わりに細かい砂を敷きます。泥では見た目が悪いですから。でもドジョウ自身はあまり気にしないようです。泥や砂はドジョウが冬眠するときに潜るにも役に立ちます。

水槽は金魚を飼うもので大丈夫。酸素を送り込むエアレーションもつけてやりましょう。まあなくてもドジョウは腸でも呼吸しますけど、付けてやる方がドジョウには良いようです。

ドジョウの飼育水槽の中には水草を入れたり、石を置いたりすると、より自然に近い状況になります。ただし、水草はドジョウが泥や砂に潜って掘り起こしてしまうので、うまく固定しておく必要があります。

水は金魚などと同じように、水道水はそのまま使わず、2日ほど汲み置きして塩素を抜いたものを使います。水が汚れてきたら、半分ずつ取り替えるようにします。

ドジョウの水槽はなるべく明るいところにおく方が良いですが、直射日光に当てすぎて水温が上がり過ぎないように注意しましょう。

ドジョウは寒さに弱いので、冬は日のあたるところにおいて温度が下がらないようにします。それでも屋外などにおいておくと冬眠してしまうようです。下の写真は冬眠から覚めたばかりの我が家のドジョウ。

ドジョウの寿命

我が家のドジョウは来てからもう15年になります(2022年現在)。13歳の末娘よりも長く我が家にいるドジョウです。ちなみにこのドジョウは2021年現在でもまだ元気に生きています。ドジョウの寿命は飼育下で10年くらいだそうですから、長生きな方でしょうか。今では人の手からエサを食べます。

ドジョウの飼育

ドジョウを飼うときのえさ

ドジョウは雑食です。ミジンコ、イトミミズなどを食べる他、豆腐やふも好きです。でも金魚のえさを与えても飼育することができます。

我が家では当初ドジョウを屋外の大きな鉢におたまじゃくしなどと一緒に入れて飼っており、ろくなエサも与えていませんでしたが、わいてきた藻でも食べていたのか、平気で生きていました。金魚のえさをやるようになったらモリモリ食べ、どんどん大きくなりました。

現在では与えているのは金魚の餌のみです。

ドジョウと一緒に飼育できるのは

我が家では、ドジョウを金魚と一緒に飼育してた期間が結構ありました。ところが、金魚を飼っていると、水が汚れやすいのか、ドジョウが弱ってしまいます。結果的には金魚の方が先に死んでドジョウは生き残りましたが、金魚が一緒に入っているとドジョウは元気がありませんでした。

今はヌマエビメダカと一緒に泳いでいますが元気です。フナやそのほかの小型の野生の淡水魚と飼育していた時も大丈夫でしたから、どうやら金魚だけ避けるほうが良いようです。

ドジョウの飛び出しに注意

ドジョウのミイラ

ドジョウは意外とジャンプ力があります。上の写真はいなくなったと思っていたら、水槽の外で白骨化していた我が家のドジョウたち。久しぶりに水槽の周辺を掃除して発見しました。水槽の縁の高さが数センチくらいしかないと、ドジョウには跳び越える(あるいは乗り越える?)ことができるようなのでご注意を。


昆虫

魚・カニなど

爬虫類・両生類

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